【レディース】喪服の年代別おすすめブランドは?パンツスタイルの注意点も解説

お葬式のマナー・基礎知識
【レディース】喪服の年代別おすすめブランドは?パンツスタイルの注意点も解説
お通夜や葬儀、法事に参列する場合に着用する喪服は、年代によって選び方や着こなし方に違いがあります。年々葬儀のシンプル化やカジュアル化が進んでいますが、喪服の選び方にも変化はあるのでしょうか。故人を偲ぶ場にふさわしい喪服の選び方や、おすすめの喪服ブランドを紹介します。

年代に合わせたレディース喪服の選び方

お通夜や葬儀の際に用意する喪服は、年代に合わせて選ぶことが大切です。なぜなら、それぞれの年代によって、ふさわしいデザインやスタイルも変わってくるからです。ここでは、年代別のレディース向け喪服の選び方を紹介します。

おすすめのレディース喪服の選び方【40代〜50代】

40代のレディース喪服は、シンプルなデザインと老けて見えないシルエット選びが重要なポイントです。若い頃に用意した喪服をそのまま着ると、かえって老けて見えるかもしれません。40代として、大人らしい装いを念頭に置いた喪服選びを心がけてください。

葬儀に参列する機会が増える50代は、質の高い喪服を用意しておくと安心です。いつの日か葬儀を主催する側になることも想定して、着用できるものを選ぶと良いでしょう。

また、レディース喪服は着脱のしやすさを考えた前開きデザインがおすすめです。ワンピースやスカートは、着席した際に膝が見えないような丈の長いデザインの方が安心して着こなせます。

おすすめのレディース喪服の選び方【60代〜70代】

大人の女性として品格が求められる60代には、グレードの高い喪服がおすすめです。素材やシルエット、デザインなどのバランスに着目して選ぶと良いでしょう。体系が気になる人は、シンプルで体のラインが出ないシルエットがおすすめです。スカートは、椅子に座ったときに膝が出ない長めの丈を選びます。

70代になると、足腰に不安を抱える人も多くなります。腕が上げやすく着脱しやすい前開きデザインがおすすめです。また、体調だけでなく季節的にもパンツスタイルのレディース喪服の方が動きやすい場合もあるでしょう。安全に葬儀に参列することを優先し、自分の体型に合った喪服を選ぶことが大切です。

【年代別】おすすめのレディース喪服ブランド5選

40代以上の女性が喪服を選ぶときのポイントは、シンプルなデザイン、老けて見えないシルエット、高級感のある素材の3点です。こちらでは、レディース喪服を取り扱っているおすすめのブランドを5つ紹介します。

1.幅広い年代に/フォーマル専門店 TISSE(ティセ)

百貨店を中心に全国400店舗を展開している、フォーマル専業メーカーが運営している通販サイトです。現代のライフスタイルに合わせた喪服が見つかりやすいので、幅広い年代の女性におすすめです。ワンピースやスーツ、アンサンブルと、さまざまなデザインの喪服が揃うのは専門店ならでは。リーズナブルな価格や、試着サービスなども人気の理由です。

2.幅広い年代に/cecile(セシール)

カタログ通販の大手「cecile(セシール)」では、幅広い年代に対応した喪服が見つかります。ジャケットとワンピースを組み合わせたアンサンブルも、いろいろなシルエットが揃っているので体型に合わせて選べます。レディースサイズは、SSから6Lまでと展開も充実。10,000円台など、コスパの良い喪服が揃っています。

3.幅広い年代に/Belluna(ベルーナ)

「Belluna(ベルーナ)」もファッション・カタログ通販の大手なので、幅広い年代に対応した喪服を取り扱っています。50代や60代向けの品格のあるデザインも豊富です。美シルエットのワンピースやパンツスーツなどが、リーズナブルな価格でセットから単品まで揃っています。

4.50代・60代に/LANVIN NOIR(ランバンノワール)

50代や60代の女性向けの正喪服は、品格のあるデザインや素材がポイントです。そうした年代におすすめしたいのが、「LANVIN NOIR(ランバン ノワール)」です。

こちらは、喪服やお受験用スーツに定評のある、東京ソワール(TOKYO SOIR)による公式通販ブランドの1つ。お値段は張りますが、その品質や洗練されたデザインは大人世代の女性からの支持を得ています。

5.50代・60代に/Tokyo IGIN(東京イギン)

「Tokyo IGIN(東京イギン)」は、百貨店での店頭販売を中心としている、大手フォーマルメーカー「イギン」が展開しているブランドです。米沢織など、素材にこだわった百貨店品質の喪服が揃っているのが特長。50代や60代の女性に求められる、高級感のある喪服が見つかります。
上記の他、AOKI(アオキ)やコナカのような紳士服の店舗でも女性向けの礼服を取り扱っています。店舗数が多いので、急な準備の時に覚えておくと役に立つかもしれません。

パンツスタイルのレディース喪服について

動きやすさを重視する人から支持されているパンツスタイルの喪服には、知っておくべきマナーなどはあるのでしょうか。こちらでは、パンツスタイルの喪服を着るシーンや注意点について解説します。

パンツスタイルの喪服は略喪服に該当する

喪服には「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3つの格が存在します。略喪服は、弔問や三回忌以降の法事、お別れ会などで一般の参列者が着用するものです。パンツスタイルの喪服は略喪服に該当します。喪服の格や着こなしについては以下の記事で詳しく解説しています。

パンツスタイルで参加しても良いケース

近年は、ライフスタイルの変化に伴い、パンツスタイルの喪服に対する意識が変わってきています。例えば、寒冷地で執りおこなわれる葬儀に参列するときや、スカートだと危険な高齢者、足が悪い人の喪服として認められてきているのです。このように、パンツスタイルの喪服は絶対にNGではないので、「平服で」と案内された場合は問題ないとされています。

パンツスタイルで参加してはいけないケース

それでも、パンツスタイルで参加してはいけないケースもあります。それは喪主や遺族、近親者の場合。葬儀を主催する側は準喪服以上の格式ある喪服の着用が求められるためです。

パンツスタイルの注意点とは

最近は以前よりも葬儀などに関するマナーが厳しくなくなっているとはいえ、パンツスタイルを良く思わない人も一定数いるのは事実です。特に、慣習を重んじることが多い地方では、参列者側であってもパンツスタイルの喪服はマナー違反と捉えられる場合もあるでしょう。パンツスタイルの喪服は、いざという時の2着目として購入すると良いかもしれません。

【50代・60代向け】レディース喪服のコーディネート例

年齢を重ねた今だからこそ、喪服を上品に着こなしたいものですよね。こちらでは、50代・60代向けのコーディネート例を紹介します。

着脱しやすい前開きのワンピースタイプ

着脱しやすい前開きのワンピースタイプは、50代や60代向けのレディース喪服として人気が高いデザインです。前にファスナーがある前開きタイプの喪服は、人の助けを借りなくても着脱できます。襟元がフリルになっているタイプなら、露出を抑えつつ顔周りを華やかにしてくれるでしょう。

上品で動きやすいパンツスタイル

50代や60代には、動きやすいパンツスタイルのレディース喪服もおすすめです。太ももにかかるロング丈のジャケットと、ゆったりとしたサイズ感のパンツのセットアップスーツなら、動きやすく疲れにくい上に体型のカバーもできます。Vネックタイプのトップスを選ぶと、首元のネックレスが上品な印象を与えてくれるでしょう。

年代に合わせたレディース喪服を着こなして

喪服の選び方は、年代によって押さえるべきポイントが異なります。また、体調や葬儀会場の気温などによっても、ふさわしいデザインがあります。おすすめのブランドの中から、年代に合わせた喪服を選んでみませんか。レディース喪服も、大人の品格が漂う着こなしをしてくださいね。