終活のやることリスト|準備しておくべきことやコツを把握しよう
終活
今回は、終活をスムーズに進めていくために知っておきたい、やることリストをご紹介します。自分に関わるあらゆるものを整理していく終活では、何から始めたらいいのかわからない場合も多いものです。終活についての基本から、確認していきましょう。
終活でやっておくことは?
ここでは、終活でやっておくことを整理していきます。
その1:エンディングノートの作成
エンディングノートは、1冊のノートに自分の人生の振り返りや、亡くなった後の希望についてまとめておくものです。葬儀の形式や呼んでもらいたい人、お墓をどうするかなど、生前に希望を書き残すことで、家族の迷いが少なくなるかもしれません。
エンディングノートは、専用のノートとして販売されているものもありますが、大学ノートのような普通のノートを使ってもOKです。法的な書類ではないので、内容も形式も自分の好きなように書いてみましょう。
エンディングノートは、専用のノートとして販売されているものもありますが、大学ノートのような普通のノートを使ってもOKです。法的な書類ではないので、内容も形式も自分の好きなように書いてみましょう。
なお、エンディングノートについてもっと詳しく知りたい時は下記の記事をご覧ください。
エンディングノートは人生の記録。ノートを書くメリットや書き方 - 家族葬のファミーユ【Coeurlien】
「終活」という言葉が定着してきた昨今、「エンディングノート」という言葉もよく聞かれるようになりました。エンディングノートは、人生のラストステージに向けた準備。細かく記載していくことで、自身の人生を振り返ることができます。ここでは、エンディングノートの概要やメリット、さらには書き方のポイントまで紹介します。
その2:個人情報や不用品の整理
終活では、今の自分に関する情報や持っているものも整理していきます。情報は、生年月日や契約している保険など、個人情報に関するものをまとめておくと、自分の亡き後に手続きをする家族の負担を減らすことができるでしょう。
現時点で使っていない衣類や書籍などは整理しておくと、遺品整理にかかる時間や費用を短縮できます。家族にとっては、捨てていいかどうか迷うものもあるかもしれないので、生前に思い切って整理しておきましょう。
現時点で使っていない衣類や書籍などは整理しておくと、遺品整理にかかる時間や費用を短縮できます。家族にとっては、捨てていいかどうか迷うものもあるかもしれないので、生前に思い切って整理しておきましょう。
その3:遺言書の作成
前述のエンディングノートには法的な効力がないため、お金のことなどは法的効力のある遺言書を残すことがおすすめです。自分には大した財産はないから大丈夫と思っていても、残された家族には揉め事の種となりかねません。
法的効力のある遺言書には、形式に細かい決まりがあります。弁護士や司法書士、相談センターなど、目的に合った遺言書作成のプロに相談しながら、後々家族が困らないよう備えておきたいものです。
法的効力のある遺言書には、形式に細かい決まりがあります。弁護士や司法書士、相談センターなど、目的に合った遺言書作成のプロに相談しながら、後々家族が困らないよう備えておきたいものです。
終活をおこなうメリット
自分の死について考えることにネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、終活は自分にも家族にもメリットをもたらしてくれます。
終活で自分自身の人生を振り返ることで、本人は残された時間をどう生きていきたいか、より鮮明にすることができるでしょう。
自分が亡くなることで、家族はさまざまな手続きや決断をしなければなりません。そんなときも、終活によって必要な情報や本人の希望が明確にされていると、家族の負担を減らすことができます。死について考えることは、自分と家族がより豊かに生きることにつながっているのです。
終活で自分自身の人生を振り返ることで、本人は残された時間をどう生きていきたいか、より鮮明にすることができるでしょう。
自分が亡くなることで、家族はさまざまな手続きや決断をしなければなりません。そんなときも、終活によって必要な情報や本人の希望が明確にされていると、家族の負担を減らすことができます。死について考えることは、自分と家族がより豊かに生きることにつながっているのです。
終活を始めるべきタイミングはある?
年齢に関わらず、終活は始められるタイミングで始めるようにしましょう。自分の人生を振り返ったり、不用品を整理したり、場合によっては法律の専門家に相談したりと、終活には意外と時間や体力が必要となります。後で「あのときちゃんと考えておけばよかった…」ということにならないよう、早めに取り組んでみてくださいね。
終活をスムーズに進めるために
ここからは、終活をスムーズに進めるために知っておきたいポイントを整理しておきましょう。
ポイントその1:優先順位をつける
終活は一気にすべてを進めようとせず、優先順位をつけながら進めてみましょう。終活で考えることは、広範囲にわたります。葬儀やお墓、相続やペットのことなど、自分の中で家族に絶対に伝えておきたいことから着手してみましょう。
ポイントその2:終活について家族に伝えておく
作成したエンディングノートや遺言書を有効活用してもらうためにも、家族に終活の内容について伝えておくと安心です。終活では、あらかじめ家族で話し合っておきたい項目もたくさんあります。自分一人の意見に偏らないよう、生前に家族としっかり話し合いをしておきたいですね。
ポイントその3:体力が必要なものから手をつける
終活では、体力が必要なものから始めることも重要です。墓地や葬儀場を見て回りたい場合、時間がかかり、体力も使うので早めに取りかかった方がいいかもしれません。家の中の不用品を整理するのも、意外に力仕事です。自分が動く必要があるものから着手すると、スムーズに終活が進められるでしょう。
終活のやることリストで、悔いのない人生を!
いつか時間に余裕ができたら終活を始めようかな……と思っていても、その「いつか」はなかなかやってこないものです。終活のやることリストを確認しながら終活を進めれば、今できることが明確になります。ぜひ早めに行動して、悔いのない人生を送ってくださいね。
監修:1級葬祭ディレクター 政田礼美
家族葬のファミーユ初の女性葬祭ディレクター。葬儀スタッフ歴は10年以上。東京・神奈川・埼玉を中心に都市部の事情に通じた葬儀相談を社内外・オンラインセミナー含めておこなっている。
【保有資格】1級葬祭ディレクター(厚生労働省認定・葬祭ディレクター技能審査制度)、メンタルヘルスマネジメントⅡ種
【活動実績】野村證券ハッピーライフセミナー講師(2022)
【保有資格】1級葬祭ディレクター(厚生労働省認定・葬祭ディレクター技能審査制度)、メンタルヘルスマネジメントⅡ種
【活動実績】野村證券ハッピーライフセミナー講師(2022)