備えあれば憂いなし。“周りに迷惑をかけたくない人”こそ「葬儀相談」を
コラム
お葬式のホールを見学したり、終活の専門家からアドバイスをもらったり……。元気なうちに終活を始め、ご葬儀について考える人が増えています。ファミーユの葬祭アドバイザーの服部恵津子と千葉支社長の高尾幸雄が、「終活」の始め方と、ちょっぴりお得な「葬儀」の相談について語ります。
葬儀場や、お葬式ホールときいて、どのような施設をイメージしますか。お寺の講堂でしょうか、地元の公民館や集会場でしょうか。そのような施設も葬儀場として健在ですが、最近ではかなり状況が変わってきています。家族葬の浸透で、ご家族向けの小さなホールが増えているのです。
当社・家族葬のファミーユは、全国に直営の家族葬ホールを展開しています。いずれも「旅館のように落ち着く」、「ホテルみたいに明るい」と言われるように、思ったよりもキレイねと皆さん驚かれます。
今回は、そんな家族葬ホールのひとつ、千葉県柏市の「柏十余二ホール(かしわとよふたほーる)」で、終活の始め方と葬儀の準備についておこなったインタビューを紹介します。
当社・家族葬のファミーユは、全国に直営の家族葬ホールを展開しています。いずれも「旅館のように落ち着く」、「ホテルみたいに明るい」と言われるように、思ったよりもキレイねと皆さん驚かれます。
今回は、そんな家族葬ホールのひとつ、千葉県柏市の「柏十余二ホール(かしわとよふたほーる)」で、終活の始め方と葬儀の準備についておこなったインタビューを紹介します。
葬祭アドバイザー 服部恵津子
約20年間の専業主婦経験を経て、2014年5月1日に家族葬のファミーユに入社。お客様の心の痛みを少しでも和らげるため、お客様の気持ちに寄り添い、おもてなしの心で日々の業務にあたっている。接客時の優しいまなざしとソフトな声に癒されるという人も多い。
千葉支社 支社長 高尾幸雄
祖母が亡くなったことをきっかけに、葬儀業界へ進む。大手葬儀社での勤務を経て、家族葬のファミーユへ転職を決意。2013年9月1日入社。葬祭ディレクター1級の資格を持つ。
自分の葬儀は自分で決める時代
終活の中でも葬儀は終盤に訪れる重要なイベントです。
万一のときに葬儀の準備ができていないと遺された人たちは大変。悲しみに暮れる間もなくさまざまなことを決めなくてはなりません。慌てて費用の準備もすることになります。
見送る側も見送られる側も、心残りのないお別れができるかどうかは事前の備えにかかっています。
万一のときに葬儀の準備ができていないと遺された人たちは大変。悲しみに暮れる間もなくさまざまなことを決めなくてはなりません。慌てて費用の準備もすることになります。
見送る側も見送られる側も、心残りのないお別れができるかどうかは事前の備えにかかっています。
服部:昔のお葬式は、ご家族が亡くなってから残された遺族が内容を決めていました。最近は、自分のお葬式は自分で決めたい、という人が増えてきています。また、少子高齢化から家族葬がトレンドになってきています。
希望通りのご葬儀を実現するためには、終活や葬儀のプロへのご相談をおすすめします。私もホールで、どのような葬儀内容が必要なのか、お墓をどうすればいいのか、というご相談をよく受けます。状況が皆さま違いますので、一般論を交えつつもお一人おひとりにあった内容をお伝えしています。
終活をご自身で進めている人の中でも、インターネットなどで調べるだけでは分からないことがたくさんあると思います。自分の家族が後々困らないようにするためにも、事前のご準備や相談をおすすめしています。
希望通りのご葬儀を実現するためには、終活や葬儀のプロへのご相談をおすすめします。私もホールで、どのような葬儀内容が必要なのか、お墓をどうすればいいのか、というご相談をよく受けます。状況が皆さま違いますので、一般論を交えつつもお一人おひとりにあった内容をお伝えしています。
終活をご自身で進めている人の中でも、インターネットなどで調べるだけでは分からないことがたくさんあると思います。自分の家族が後々困らないようにするためにも、事前のご準備や相談をおすすめしています。
ホール見学が「終活」のきっかけになる
高尾:当社ファミーユは意識の高いお客様からご葬儀の事前相談の機会を待っているだけではありません。お客様が葬儀場に足を運ぶこと自体に抵抗があることを知っているからです。そのような心のハードルを下げるための取り組みを心掛けています。気軽にホールに足を運んでいただいて、ついでにご葬儀のことを考えてもらう。そんな、身近な存在を目指しています。
例えば、『人形供養』のイベントは、有料ながら大変人気があります。思い入れの強いお人形でも手放さなければいけない時が来るものです。それをゴミとして捨てるには忍びない、という方が実に多いのです。日ごろからお寺とご縁のある我々は、その大切なお人形を責任をもってお預かりし、お焚き上げを依頼します。
服部:お人形のご葬儀とでも言いますか、お別れのセレモニーに当たります。実はこれがご自分の持ち物を整理する、いわゆる生前整理にもつながることが多いんです。
高尾:他にも、『遺影写真撮影会』を開いたりしています。ホールにプロのカメラマンを呼んで、葬儀で使用できるような肖像写真を撮ります。参加費は無料で、こちらも大変好評です。後日、お客様から「素晴らしい物をありがとう」と、あらためてお礼のお電話をいただくこともあります。
例えば、『人形供養』のイベントは、有料ながら大変人気があります。思い入れの強いお人形でも手放さなければいけない時が来るものです。それをゴミとして捨てるには忍びない、という方が実に多いのです。日ごろからお寺とご縁のある我々は、その大切なお人形を責任をもってお預かりし、お焚き上げを依頼します。
服部:お人形のご葬儀とでも言いますか、お別れのセレモニーに当たります。実はこれがご自分の持ち物を整理する、いわゆる生前整理にもつながることが多いんです。
高尾:他にも、『遺影写真撮影会』を開いたりしています。ホールにプロのカメラマンを呼んで、葬儀で使用できるような肖像写真を撮ります。参加費は無料で、こちらも大変好評です。後日、お客様から「素晴らしい物をありがとう」と、あらためてお礼のお電話をいただくこともあります。
「未来ノート」で家族の絆をつなぐ
高尾:ご来館のお客様には、エンディングノートのプレゼントもしています。エンディングノートは、死ぬまでにしたいことを記す日記帳です。ファミーユでは『未来ノート』と呼んでいます。ご自分のお葬式をどのように執り行いたいか、あるいは亡くなったときに家族に何を伝えたいか、などが書き込めるようになっています。
『未来ノート』には、さまざまなことがつづれます。どのような交友関係を持っているか、預貯金はどこにいくらあるのか、などです。ご本人でなければ知りえないことや、家族になかなか話す機会のないことを記録しておけます。それが万一の時には、お葬式に呼んでほしい友人のリストや、ご葬儀に使える預貯金のメモに変わります。
「終活」が静かなブームとなって久しいですが、遺品整理や墓じまいには熱心でも、葬儀に関するご自分の考えを家族に伝えていない人は意外と多いです。いわば葬儀が終活の「盲点」となっている状態です。
ところがいざ家族のひとりが亡くなって、真っ先に取り組まなければならないのは葬儀です。残された家族が最後のお別れをしっかりと行えるよう、予め備えておくべき一番のテーマなのではないかと感じます。
『未来ノート』には、さまざまなことがつづれます。どのような交友関係を持っているか、預貯金はどこにいくらあるのか、などです。ご本人でなければ知りえないことや、家族になかなか話す機会のないことを記録しておけます。それが万一の時には、お葬式に呼んでほしい友人のリストや、ご葬儀に使える預貯金のメモに変わります。
「終活」が静かなブームとなって久しいですが、遺品整理や墓じまいには熱心でも、葬儀に関するご自分の考えを家族に伝えていない人は意外と多いです。いわば葬儀が終活の「盲点」となっている状態です。
ところがいざ家族のひとりが亡くなって、真っ先に取り組まなければならないのは葬儀です。残された家族が最後のお別れをしっかりと行えるよう、予め備えておくべき一番のテーマなのではないかと感じます。
服部:エンディングノートといえば、以前、当社のホールで『エンディングノート』という映画の上映会をしたことがあります。200名もの方にご来館いただきました。その上映会がご縁で、実際にそのホールでのお葬式を決められた、というお客様もいました。ホールを見ておくことは、将来ここでご葬儀ができる、という安心にもつながると思います。
終活・葬儀の相談を実体験
もっと終活と葬儀のことについて詳しく知るべく、終活相談のプロの2人に Coeurlien(クリアン)編集部員が “葬儀相談” してみました。
①家族に預貯金を残したい
服部:口座や預貯金の情報をご家族のために残されるのであれば、エンディングノート(ファミーユの未来ノート)への記録がおすすめです。保険や土地といった遺産相続のお話であれば、遺言書に残される方が大半です。法律に関わることですので、必要でしたら弊社が弁護士などの専門家をご紹介します。
②葬儀に掛かる費用が心配
高尾:家族葬のファミーユでは、ご葬儀を8種のプランからご予算に合わせてお選びいただけます(※)。詳細をご相談いただければ、ベースとなるプランにお好みのオプションを加えたオリジナルのお見積りを作らせていただきます。備えておくべき金額を知って、ご安心いただきたいです。また、葬儀社によっては、一方的に内容と費用を決めてしまうところがあるので、注意が必要です。
(※)千葉支社の場合
(※)千葉支社の場合
③自分らしいお葬式がしたい。祭壇を好きなものに変えられる?
服部:はい、もちろん可能です。過去には、お花でいっぱいの祭壇にしたいというご要望があり、それを実現した花祭壇を作りました。また、サーフィンやゴルフが好きな方から、サーフボードやゴルフ場をモチーフにしたオリジナル祭壇のオーダーを受けて制作したこともあります。
高尾:参列者の方々に故人様のお人柄を伝えられるような、想いのこもったご葬儀をしたいと考えています。
ここ数年で、家族葬は随分と一般的になりましたが、少人数でお坊様が来るだけの小さなお葬式というイメージが定着しつつあります。これは、我々ファミーユの認識とは違います。家族葬は小さいという規模感だけで表現できるものではありません。形式にとらわれずに、ご家族の想いを葬儀に取り入れる内容の自由さ、お別れの時間をしっかり確保する時間の取り方なども、家族葬の重要な要素です。
ここ数年で、家族葬は随分と一般的になりましたが、少人数でお坊様が来るだけの小さなお葬式というイメージが定着しつつあります。これは、我々ファミーユの認識とは違います。家族葬は小さいという規模感だけで表現できるものではありません。形式にとらわれずに、ご家族の想いを葬儀に取り入れる内容の自由さ、お別れの時間をしっかり確保する時間の取り方なども、家族葬の重要な要素です。
想いのこもった家族葬をおこなうには、故人様の趣味や人柄などを知らなくてはなりません。究極の家族葬がおこなえるのは、ご本人から直接葬儀のご希望やイメージをうかがえた時だと思っています。だから、事前相談が大切なのです。
④喪主になるのが不安
服部:ご心配には及びません。専門知識や資格を有した担当者が専任し、喪主様を全力でサポートします。また、24時間対応のコールセンターでも随時ご相談を承ります。ホールにお越しいただければ、喪主の心得という資料をお渡しいたします。
高尾:「喪主の立場」は、予め準備されている方もいますが、思いがけずに来る場合がほとんどです。何をすべきか分からないままお葬式がスタートするということは、ままあることです。そんな時でも、きちんとした葬儀社に出合えていれば全てサポートがあるので心配いりません。
事前の準備は安心につながる
服部:ホールに気軽に足を運んでいただくことで、「お葬式=暗い」というイメージを少しずつでも払拭できればいいなと思っています。実際にご来館くだされば分かりますが、明るいホールと話しやすいスタッフたちがお出迎えいたします。特に何の準備も必要ありませんので、安心してご見学いただけます。
服部:ご来場特典のプレゼントもあります。また、終活の役に立つ情報やアイテムが手に入るだけでなく、事前の会員登録でご葬儀料金が割引になるお得なサービスもあります。これらを積極的にご活用いただければと思います。
ご葬儀は突然やってくるものです。万が一のときは、一体誰を頼ればいいのかという不安と焦りで、動揺してしまう方もたくさんいらっしゃいます。事前にご来館いただいたり、お電話でご相談いただいたりしていると、手順などがある程度分かりますので、少し心にゆとりが生まれます。いざという時には、電話一本で担当が駆けつけることもできます。お守り代わりに弊社の連絡先を残しておいていただきたいです。
ご葬儀は突然やってくるものです。万が一のときは、一体誰を頼ればいいのかという不安と焦りで、動揺してしまう方もたくさんいらっしゃいます。事前にご来館いただいたり、お電話でご相談いただいたりしていると、手順などがある程度分かりますので、少し心にゆとりが生まれます。いざという時には、電話一本で担当が駆けつけることもできます。お守り代わりに弊社の連絡先を残しておいていただきたいです。
最期まで自分らしくあるために
葬儀は、誰でもいつかは経験します。「大切な人とのお別れの時間をゆっくりと心残りのないように過ごしてほしい」、「最期まで自分らしくあってほしい」。そんな思いからファミーユでは事前のご相談をおすすめしています。
「自分の葬儀は自分で決めたい」、「身内に心配な方がいる」、そんな悩みをホールまでお持ちよりください。また、遺影撮影体験会や専門家による相談会なども開催しています。何の用事もないのにひとりでお葬式場には行きたくないな、という方は、お友達を誘ってお越しください。
どんなことでも事前の準備は大切です。ちょっと相談したというそのアクションが、未来の自分へのプレゼントになるかもしれません。
「自分の葬儀は自分で決めたい」、「身内に心配な方がいる」、そんな悩みをホールまでお持ちよりください。また、遺影撮影体験会や専門家による相談会なども開催しています。何の用事もないのにひとりでお葬式場には行きたくないな、という方は、お友達を誘ってお越しください。
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