60代の理想的な生き方。いつまでも輝くために今できること
終活
60代からの生き方が70代、80代の生き方に影響します。「人生100年時代」とも言われる昨今では、いかに豊かな老後を過ごすかが重要な課題となるでしょう。本記事では、いつまでも明るく前向きな日々を過ごすために60代から取り組んでみたいこと、さらには終活のポイントについて紹介します。
70代になるまでに実現したいこと
まずは、多くの人がイメージする理想の60代の過ごし方を紹介します。
経済的に余裕がある
多くの人が望むのが、経済的な余裕でしょう。「人生100年時代」と言われる現代では、退職後の人生も長くなっています。60代は人生の第2ステージとも言えます。新たなステージをより楽しく過ごせるよう、経済的に不安な要素は可能なかぎり取り除いておきたいですね。
健康で悠々自適
健康面の不安がなく、自分のための時間が豊富にある生活を思い描く人も多いでしょう。仕事や家族のために一生懸命頑張ってきた人にとって、自分のためだけに使える時間が増えるのは、わくわくと胸が躍るものかもしれません。
お金と健康以外の生きがい
生きがいを感じながら前向きな気持ちでいられれば、毎日が輝くでしょう。習いごとやボランティア活動に精を出す人も多いようです。
退職後は、これまでの「縦型社会」のつながりから、地域や趣味などの平等な関係の「横型社会」のつながりになります。親しい友人に囲まれて生きがいを持って生きる暮らしなら、満ちたりた日々を過ごせるはず。シニアになっても友人が多い人は、友人との時間が生きがいになるようです。健康上の悩みや日常のさまざまな不安を共有できる友人は心強く、前向きに生きるよりどころとなってくれます。
輝いている60代の特徴
1960~70年代の高度経済成長期に子ども時代を過ごした人々は、消費に対するポジティブな価値観を持っています。年齢を重ねても自分の人生を積極的に楽しんでいて、チャレンジ精神も旺盛です。ここでは、人生の第2ステージを楽しく生きる60代の特徴を紹介します。
新しいチャレンジを好む
年齢を重ねても、柔軟な思考で好奇心に満ちている人が増えています。定年退職してから国内や海外旅行に積極的に出かける人、資格取得するための勉強を始める人、会社を起業する人などさまざま。多くの人が新しいことにチャレンジしています。自由に使える時間が増えつつある60代だからこそ、アクティブに毎日を楽しんでいます。
積極的に体を動かす
健康の維持・増進に積極的に努める人も増えています。経済産業省が発表した産業活動分析(平成26年10~12月期)によれば、世帯主が60歳代の世帯はスポーツクラブ使用料に対する支出金額が他の世代と比べて高く、世帯数も多いそうです。なかには、会員の30%以上を60歳以上が占めるスポーツクラブもあります。60歳を過ぎてから体を動かす楽しさを知った人もいるでしょう。
経済産業省 産業活動分析(平成26年10~12月期)
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/bunseki/pdf/h26/h4a1502j1.pdf
経済産業省 産業活動分析(平成26年10~12月期)
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/bunseki/pdf/h26/h4a1502j1.pdf
「自分らしさ」を大切に生きている
自分の人生を充実させるために、積極的に行動したり、物を買ったりしています。スマートフォンをいちはやく取り入れる、ネット通販(EC)に親しむなど、今の60代の人々は、新しいものに対する拒否反応が少ないと言われています。「やってみたい」「楽しそう」と思えるものには、ためらわずにどんどんチャレンジ。自分の好奇心や「自分らしさ」を大切にしています。
50代で考えたい。人生後半も輝く生き方と終活のすすめ - 家族葬のファミーユ【Coeurlien】
50代といえば、子育てや仕事の経験が積まれて気持ちに余裕が持てる世代。今まで仕事に専念したり、子供や家庭のことを優先したりで、自分のことは後回しになっていたと気がつく人も多いかもしれません。50代で考えたい人生後半の働き方、豊かな人間関係づくり、輝く生き方や終活についてご紹介します。
積極的に社会貢献活動に参加する
アクティブに動く今の60代以降の人々は、人とのつながりを重視し、積極的に交流しています。社会への貢献意識が高く、ボランティア活動をしている人も少なくありません。今の60代の人々は、変化に柔軟に対応します。社会貢献活動を通じて得られる、さまざまな出会いや刺激を楽しんでいます。
理想的な生き方を実現するために
60代を心身ともに生き生きと過ごすには、生きがいと健康が必要です。理想の生き方を実現するために取り組んでみたいことを紹介します。
ボランティアを始める
ボランティア活動は、いろいろな人と関わりを持つきっかけとなります。定年退職後は、仕事上のつながりも薄まり、新しい出会いも少なくなるでしょう。社会貢献をしていくことで、職場のような利害関係のない新しい人間関係を築くことにつながります。
さらに、誰かに感謝されることで、仕事とは異なる、自分が必要とされる喜びや達成感を感じることもあるかもしれません。
資格を取る
資格の取得や外国語を話せるようになることを目標にするのもおすすめです。何かを学ぶことは達成感を得られ、人を成長させます。資格取得や言語の習得という目標は生きがいにもつながります。前向きに生きる気力が充実し、若々しい気持ちを保ちやすくなるでしょう。
趣味を見つける
夢中で打ち込める趣味が見つかれば、達成感や充足感につながります。年齢を重ねても、若い頃と同じような情熱やポジティブな気持ちを保ち続けられるでしょう。
趣味があれば、サークルに参加したりすることで共通の話題を楽しめる友人が見つかるかもしれません。友人との付き合いから外出も増え、生活がより充実します。
自己管理を徹底する
心身の健康を維持するためには、栄養バランスの取れた食事や適度な運動・睡眠が必要です。いくつになっても、元気に過ごせるように普段から自己管理が大切です。60代からの自己管理のポイントは、体型よりも体調を重視すること。無理なダイエットは控え、良質な油や肉をきちんと摂取することがおすすめです。
60代から始めたい終活
元気のある60代の今、これからの理想的な生き方を目指すために人生の整理を始めませんか。60代から取り組みたい終活について紹介します。
身の回りの整理をする
元気で体力のあるうちに身の回りの品などの整理がおすすめです。不要なものを捨て必要なものだけを残すことで、暮らしがシンプルになり、気持ちもすっきりします。時間を取って、必要なものとそうでないものを分けてみてください。このとき、不要でも価値の高いものについては、誰に譲るか、売却することも考えて無駄に捨てないようにします。
遺言書を作成する
いつ何があるかわからない時代、若いうちから遺言書を作る人が少しずつ増えています。自分の死後、財産分与など希望を確実に実行してほしい場合は、法的効力を持つ遺言書の作成が有効です。遺言書に記した内容は、本人の死後、法律の下で行使されます。確実に法的効力を発揮させるためには、法律で定められた方法に従って作成する必要があります。自己判断せずに疑問に思うことがあれば、専門家に相談するのが望ましいでしょう。
葬儀形式やお墓の検討をしてみる
葬儀については、まだ全く考えてもいないかもしれませんが、近年は、社会科見学のひとつとして葬儀場を見学もできます。
お墓については、新たに購入する場合は霊園に足を運び、見学してみてください。ただし、お墓参りするのは残された家族です。家族の意見も聞いて、話し合うことをおすすめします。
保険でお金は備えておけても、いざという時には地域、組織に与する人の力も必要です。人手は思った以上に重要なので、老後の頼りになる自治体やサービス会社などの検討を始めるといいでしょう。
お墓については、新たに購入する場合は霊園に足を運び、見学してみてください。ただし、お墓参りするのは残された家族です。家族の意見も聞いて、話し合うことをおすすめします。
保険でお金は備えておけても、いざという時には地域、組織に与する人の力も必要です。人手は思った以上に重要なので、老後の頼りになる自治体やサービス会社などの検討を始めるといいでしょう。
60代をどう生きるか。自分らしい理想の生き方を見つけよう
60歳を過ぎると、人によってライフスタイルのあり方はさまざまです。趣味に生きるもよし、更に知識を増やすもよし、新しく友人を作るもよし、です。自分なりの生きがいを持って、心身の健康管理を心がけてください。また、今後の不安を減らし、理想的な生き方を目指すため、終活に目を向けてみるのもいいでしょう。