葬儀社を選ぶときに押さえておきたい4つのポイント
ご家族の通夜・葬式準備
この記事はこんな方にオススメです
葬儀社の選び方が知りたい
葬儀について何から考えるべきか分からなくて不安
葬儀社選びは滅多におこなうことではないので、周囲に経験者も少なく選ぶ基準を難しく感じるものです。葬儀社には、葬儀の段取りはもちろん、生前の終活相談から葬儀後の法事・法要まで、様々な仕事が依頼できます。葬儀社を選ぶまでの準備や、選ぶ際に重要な4つのポイントについてご紹介します。
目次
葬儀社(事業所)は全国に約3,000ヶ所ある
葬儀社は全国に何社くらいあると思いますか?
経済産業省の「2023年度特定サービス産業実態調査」によると、葬儀を扱っている葬儀社の総事業所数は、2,934ヶ所に上ります。年間の葬儀の取扱件数は、50万659件にもなります。葬儀を依頼する先としてたくさんの選択肢があるように見えますが、地方は人口に対して火葬場が多く、首都圏は少ないなど地域によっても差があります。
経済産業省の「2023年度特定サービス産業実態調査」によると、葬儀を扱っている葬儀社の総事業所数は、2,934ヶ所に上ります。年間の葬儀の取扱件数は、50万659件にもなります。葬儀を依頼する先としてたくさんの選択肢があるように見えますが、地方は人口に対して火葬場が多く、首都圏は少ないなど地域によっても差があります。
葬儀社の種類
実際に事業所や葬祭ホールを持つ葬儀社の種類は、大きく3つのタイプに分けられます。葬儀のプロが集まる「専門葬儀社」、葬儀費用を積み立てる「互助会」、JA・生協・共済といった「組合系」です。その中でも、全国に店舗を持っていたり、地域密着型だったりと、さらに細分化されます。それぞれ、対応エリアや、得意な葬儀内容が異なるので、事前によく確かめることが大切です。
たくさんある葬儀社の中から、自分にあった1社を選ぶ際に重要な、選び方のコツを次の章でお伝えします。
たくさんある葬儀社の中から、自分にあった1社を選ぶ際に重要な、選び方のコツを次の章でお伝えします。
自分たち家族の希望する葬儀を考える
葬儀社は、慎重に選ぶことが大切です。よりよい葬儀社選びの前に、自分の家族にとってちょうどいい「葬儀の希望」について整理する必要があります。
宗教、宗旨宗派を確認する
自分が信仰している宗教や宗派ならばわかると思いますが、代々のお墓やお付き合いのある菩提寺、家系の宗旨宗派ともなるとわからないこともありえます。お墓や親戚を訪ねて、自分たち家族の宗旨宗派を確認します。葬儀は、宗教や宗派に基づいておこなわれ、それぞれに違いがあるからです。
無宗教とされる日本人ですが、いざお墓に入るとなると9割が仏教に信仰していると言われているます。仏教形式の葬式「仏式葬儀」では、僧侶がお経を読み、参列者がお焼香を行います。仏教にも複数の宗派が存在し、作法はそれぞれ違いがあります。
無宗教とされる日本人ですが、いざお墓に入るとなると9割が仏教に信仰していると言われているます。仏教形式の葬式「仏式葬儀」では、僧侶がお経を読み、参列者がお焼香を行います。仏教にも複数の宗派が存在し、作法はそれぞれ違いがあります。
どんな葬儀にしたいか考える
宗旨宗派だけではなく、葬儀の種類・形態や参列者数によっても、葬儀の流れやムード、費用が変わります。特に、葬儀の種類と規模は考えておくことが大切です。
葬儀の種類には、一般葬、家族葬、一日葬、二日葬、直葬などがあります。一般葬は名前の通り、一般的な葬儀を意味し、公私ともたくさんの人を集めて執りおこなわれます。一方、家族葬は家族や親族、大切な仲間を中心に、形式よりも家族の気持ちを重視した葬儀内容になります。一日葬は、通夜を実施せずに葬式と火葬を1日で済ませます。直葬は、葬儀・告別式をせずに、火葬だけをおこないます。
葬儀の種類には、一般葬、家族葬、一日葬、二日葬、直葬などがあります。一般葬は名前の通り、一般的な葬儀を意味し、公私ともたくさんの人を集めて執りおこなわれます。一方、家族葬は家族や親族、大切な仲間を中心に、形式よりも家族の気持ちを重視した葬儀内容になります。一日葬は、通夜を実施せずに葬式と火葬を1日で済ませます。直葬は、葬儀・告別式をせずに、火葬だけをおこないます。
葬儀社選びで心得ておきたいこと
葬儀社を選択する際は、事前に確かめておきたいポイントがいくつかあります。相談する前に、準備しておくといいことをまとめました。
葬儀に関する費用のこと
葬儀料金は分かりにくいと言われてきましたが、最近ではパッケージプランで示されるなど、透明化が進んでいます。もちろん、業者によって、料金表示の仕方や、プラン設計などが異なるので比較検討しましょう。
料金相場は地域や条件によっても異なりますが、130万円前後と言われています。祭壇を作ったり、遺体を保管したりする費用を含めた、葬儀一式で100万円程度です。式で使用される棺や祭壇、手続きの代行業務、霊柩車の費用も含まれています。残りの30万円は、火葬場の使用料やお経を読んだ僧侶へのお礼(お布施)などになります。
葬儀の見積もりの際は、このような総額だけでなく、内訳やサービス内容もしっかり確認しておきましょう。
料金相場は地域や条件によっても異なりますが、130万円前後と言われています。祭壇を作ったり、遺体を保管したりする費用を含めた、葬儀一式で100万円程度です。式で使用される棺や祭壇、手続きの代行業務、霊柩車の費用も含まれています。残りの30万円は、火葬場の使用料やお経を読んだ僧侶へのお礼(お布施)などになります。
葬儀の見積もりの際は、このような総額だけでなく、内訳やサービス内容もしっかり確認しておきましょう。
お葬式の費用はいくら必要?相場と内訳を徹底解説 - 家族葬のファミーユ【Coeurlien】
分かりにくいと言われるお葬式の費用。一般的な葬儀費用にはどういうものが含まれているかご存じでしょうか。お葬式の費用は大きく分けて、葬儀関連費、宗教者へのお礼、飲食費の3つです。この記事ではお葬式の費用の相場と、事前に考えておきたいポイントについて解説します。
葬儀社の対応力を見極める
葬儀社は、対応力も大切です。「希望に合わせた適切な提案をしてくれるか」を確認しましょう。
事前相談の際に、料金や葬儀の方法について詳しく説明してくれる葬儀社かを見極めます。予算をはるかに超える高額なものをすすめてきたり、説明があやふやな葬儀社は避けたいものです。
丁寧に要望を聞き、希望と予算に合わせたプランを提案してくれる葬儀社を選びましょう。ひとつの提案だけではなく、たくさんの選択肢を示してくれるか、も柔軟に対応できる葬儀社か、見定めるポイントになります。
事前相談の際に、料金や葬儀の方法について詳しく説明してくれる葬儀社かを見極めます。予算をはるかに超える高額なものをすすめてきたり、説明があやふやな葬儀社は避けたいものです。
丁寧に要望を聞き、希望と予算に合わせたプランを提案してくれる葬儀社を選びましょう。ひとつの提案だけではなく、たくさんの選択肢を示してくれるか、も柔軟に対応できる葬儀社か、見定めるポイントになります。
事前相談を利用しよう
確実に「理想の葬儀」をするには、葬儀社の事前相談が便利です。
事前相談のタイミング
「まだ大丈夫」と思う人も多いかもしれませんが、思いついた時がはじめ時です。事前相談によって、葬儀について抱える不安や疑問が解消できるかもしれません。早めに動くことで、長い準備期間が設けられ、冷静な判断が可能になります。
最初は「とりあえず行ってみよう」という気軽な気持ちで、葬儀場のイベントに参加するのがおすすめです。自分の葬儀について考える機会となり、お得なプレゼントがもらえるかもしれません。
最初は「とりあえず行ってみよう」という気軽な気持ちで、葬儀場のイベントに参加するのがおすすめです。自分の葬儀について考える機会となり、お得なプレゼントがもらえるかもしれません。
具体的に確認すべきこと
事前に相談に行った際には、3つの項目を確認しましょう。
1つ目は、具体的な葬儀の形式や規模です。何も決まっていない状態でも、一般的なご葬儀などを質問してみることで何となくイメージできます。
2つ目は、遺体の安置方法です。法律により、日本では亡くなってから24時間火葬ができません。病院には死後2〜3時間しかいられないため、遺体をどこかに安置する必要があります。自宅での安置が難しい場合に備えて相談しておきましょう。
3つ目は、葬儀料金です。内容が固まっていなくても、最も多いお葬式のパターンなどで見積もりを出してもらうことも可能です。詳細が示され、納得のゆく見積りであれば、安心して葬儀社と契約できます。
1つ目は、具体的な葬儀の形式や規模です。何も決まっていない状態でも、一般的なご葬儀などを質問してみることで何となくイメージできます。
2つ目は、遺体の安置方法です。法律により、日本では亡くなってから24時間火葬ができません。病院には死後2〜3時間しかいられないため、遺体をどこかに安置する必要があります。自宅での安置が難しい場合に備えて相談しておきましょう。
3つ目は、葬儀料金です。内容が固まっていなくても、最も多いお葬式のパターンなどで見積もりを出してもらうことも可能です。詳細が示され、納得のゆく見積りであれば、安心して葬儀社と契約できます。
葬儀のプロが指摘する、葬儀社選びの4ヶ条
アドバイザープロフィール
甲斐まり子
■家族葬のファミーユ コンタクトセンター/1級葬祭ディレクター(厚生労働省認定・葬祭ディレクター技能審査制度)
■大変な状態にある方にさりげなく寄り添い、援助することを大切に、日々受電対応しております。
■家族葬のファミーユ コンタクトセンター/1級葬祭ディレクター(厚生労働省認定・葬祭ディレクター技能審査制度)
■大変な状態にある方にさりげなく寄り添い、援助することを大切に、日々受電対応しております。
葬儀社を自分で選ぶメリット
自分で決めるといいことが3つもある
葬儀社を自分で決めると、以下の3つのメリットがあります。
1つ目は、葬儀で発生する費用を把握できる点です。事前に見積もりを出しておけば、必要な金額がわかります。自分の死後、いくら残しておけばいいのかという目安になります。葬儀費用が預貯金額や保険でまかなえる範囲であれば、安心して趣味や旅行、贅沢ランチなどにお金を使えます。
2つ目は、自分の理想とする葬儀が可能なことです。葬儀はひとりの人生に一度きりです。自分の葬儀を自分で考えて取り決めておけば、理想の葬儀をセルフプロデュースできます。祭壇にはお花を沢山かざりたい、自分の好物で参列者をおもてなししたいなど、やりたいことをすべて盛り込めます。パンフレットを見たり、担当スタッフの話を聞いたりして、理想が変わることもあるでしょう。十分な準備をすることで、心残りなく最期を迎えられます。
3つ目は、家族への負担を少なくできることです。家族の葬儀の準備は、誰にとっても辛いものです。故人の希望を想像しながら、親族にも不満のないように、さまざまなことを話し合い、時間もお金もかかります。生前に葬儀社と葬儀内容を決定しておけば、信頼できるスタッフが責任をもって進めてくれます。家族も安心してお任せできるはずです。
1つ目は、葬儀で発生する費用を把握できる点です。事前に見積もりを出しておけば、必要な金額がわかります。自分の死後、いくら残しておけばいいのかという目安になります。葬儀費用が預貯金額や保険でまかなえる範囲であれば、安心して趣味や旅行、贅沢ランチなどにお金を使えます。
2つ目は、自分の理想とする葬儀が可能なことです。葬儀はひとりの人生に一度きりです。自分の葬儀を自分で考えて取り決めておけば、理想の葬儀をセルフプロデュースできます。祭壇にはお花を沢山かざりたい、自分の好物で参列者をおもてなししたいなど、やりたいことをすべて盛り込めます。パンフレットを見たり、担当スタッフの話を聞いたりして、理想が変わることもあるでしょう。十分な準備をすることで、心残りなく最期を迎えられます。
3つ目は、家族への負担を少なくできることです。家族の葬儀の準備は、誰にとっても辛いものです。故人の希望を想像しながら、親族にも不満のないように、さまざまなことを話し合い、時間もお金もかかります。生前に葬儀社と葬儀内容を決定しておけば、信頼できるスタッフが責任をもって進めてくれます。家族も安心してお任せできるはずです。
事前相談には4つの利点がある
事前相談には次のようなメリットがあります。
1. 葬儀社をじっくり選べる
葬儀社によって、対応可能な葬儀形態や、取り扱える葬儀の規模が異なります。事前に相談しておくことで、理想の葬儀ができる葬儀社がわかります。
2.家族への思いやりにつながる
葬儀についてあらかじめ内容を決めておけるので、残された家族への負担を減らします。スタッフも理想の葬儀を理解した上で進めてくれるので、安心です。故人の希望をかなえた葬儀ともなれば、家族の悲しみを癒すことにもつながります。
3.高い料金を請求されるリスクが減る
事前に相談して見積もりから相場を知ることができるため、料金の高い安いが判断できます。急な葬儀で悪質な業者だった場合、費用の詳細がわからないままということもありえます。
4.葬儀社と理想の葬儀が作り込める
亡くなったあとに、その場で決めていく内容でも十分に思い出に残る葬儀はできます。しかし、事前相談をしていれば、その分、時間をかけて自分の葬儀を作り込むことができます。ご家族への最期のサプライズになるかもしれません。
生前に葬儀について考えることは、リスクや負担を減らします。家族に思いを伝える最後のイベントになるかもしれません。一度、事前相談を検討してみてはいかがでしょうか。
事前相談を行うタイミング
できる限り早めの相談をおすすめします。事前相談によって、葬儀について抱える不安や疑問を解決できるかもしれません。「まだ大丈夫」と思う方も多いかもしれませんが、思いついた時がやり時です。早めに動くことで、長い準備期間が設けられ、冷静な判断が可能になります。
最初は「とりあえず行ってみよう」という気軽な気持ちで、葬儀場のイベントなどを狙ってみるのがおすすめです。自分の葬儀について考える機会となり、お得なプレゼントなどもあるかもしれません。
1. 葬儀社をじっくり選べる
葬儀社によって、対応可能な葬儀形態や、取り扱える葬儀の規模が異なります。事前に相談しておくことで、理想の葬儀ができる葬儀社がわかります。
2.家族への思いやりにつながる
葬儀についてあらかじめ内容を決めておけるので、残された家族への負担を減らします。スタッフも理想の葬儀を理解した上で進めてくれるので、安心です。故人の希望をかなえた葬儀ともなれば、家族の悲しみを癒すことにもつながります。
3.高い料金を請求されるリスクが減る
事前に相談して見積もりから相場を知ることができるため、料金の高い安いが判断できます。急な葬儀で悪質な業者だった場合、費用の詳細がわからないままということもありえます。
4.葬儀社と理想の葬儀が作り込める
亡くなったあとに、その場で決めていく内容でも十分に思い出に残る葬儀はできます。しかし、事前相談をしていれば、その分、時間をかけて自分の葬儀を作り込むことができます。ご家族への最期のサプライズになるかもしれません。
生前に葬儀について考えることは、リスクや負担を減らします。家族に思いを伝える最後のイベントになるかもしれません。一度、事前相談を検討してみてはいかがでしょうか。
事前相談を行うタイミング
できる限り早めの相談をおすすめします。事前相談によって、葬儀について抱える不安や疑問を解決できるかもしれません。「まだ大丈夫」と思う方も多いかもしれませんが、思いついた時がやり時です。早めに動くことで、長い準備期間が設けられ、冷静な判断が可能になります。
最初は「とりあえず行ってみよう」という気軽な気持ちで、葬儀場のイベントなどを狙ってみるのがおすすめです。自分の葬儀について考える機会となり、お得なプレゼントなどもあるかもしれません。
今をよりよく生きるために葬儀について向き合おう
自分の理想の葬儀を叶えるため、残された家族の負担を軽減するためにも葬儀社の選択は慎重になるものです。葬儀の希望や理想の葬儀について整理した後は、葬儀社の事前相談を上手に活用するのがおすすめです。死後について考えることは同時に今の生き方を見直すことにもつながります。今をよりよく生きるためにも自分の葬儀について一度考えてみるのはいかがでしょうか。
ご葬儀に対して、心の準備ができている方はおりません。
事前にしっかり調べていたつもりでも、万が一の時には思っている以上に動揺が激しく、冷静な判断ができない状態になってしまいます。
大切なご家族様との最後のお別れを後悔なく執り行うためにも「葬儀社選び」はとても重要です。
安心して任せることができる葬儀社を選ぶ際のポイントは、次の4点です。
①【まずは】ご家族の話をしっかり聴いてくれるか
→話を聴かずしてご説明はできません。要望や希望も聴かず説明ばかりする葬儀社に依頼しても満足のいくお式を行うことはできません。
②葬儀社を【選ぶことは重要】比較検討が大切
→「他も検討してみたいのですが?」「〇〇式場は他の葬儀社でも利用できますか?」など他社も考えていることを伝えた時に、「比較検討は大切です、ゆっくりお考えください」など即決を求めず、最後までしっかり対応してくれる葬儀社は信頼がおけると言えます。
③費用説明について
→書面での見積提示や、追加項目などの明確な説明ができない葬儀社は後々でトラブルになる可能性が高いと言えます。
④相談方法について
→事前に相談することは決して悪いことではありません、ご葬儀を行ううえで、費用・場所・形式・内容など【何にこだわりたいか】はご家族により要望は様々ですので、むしろ行っておくことをおすすめします。
対面・メール・電話・訪問などライフスタイルに合わせた選ぶ方ができるよう【相談方法を提案できる葬儀社】は質の高い葬儀社と言えます。