「終活」最初の一歩。「自分の葬儀は家族葬で」の前に考えたいこと

「子どもに迷惑をかけたくないので、自分のお葬式は家族葬でいい」
こんな風に事前の相談を切り出す方が増えてきました。そのお気持ちをひもとくと、自分のお葬式で「手間」や「お金」といった負担を、ご家族にかけさせたくないという親心が見えてきます。
しかし、それはご本人にとって、ご家族にとって、最良な選択なのでしょうか?

「家族葬」のあと起こりうる問題とは?

いざご葬儀となると、悲しむ暇もないほどあらゆる準備や手続きに追われるものです。大切なご家族にそのような面倒をかけたくないと思うのは、とても自然なこと。そこで、自分のお葬式を「家族葬」にして呼ぶ人を制限すれば、ご家族にかかる手間や費用が削減できると考え、相談に来られるのです。

とはいえ少人数に絞ったところで、結果的に手間や費用がかかる可能性があるのは否めません。人と人とのつながりは思っているよりも深いもので、見知った方がお亡くなりになったときには誰しも、何かしらお悔やみを述べたいと考えます。

そのため、参列できなかった方々が「お焼香だけでも…」と日を改めて弔問に訪れるなど、個別対応が増えることも多々あります。また、あらかじめご厚情辞退を表していてもお香典を持参する方は多く、頑なに辞退すれば「気持ちでもあるのに受け取ってもらえないの?」という生前からのご厚意を無にするような捉え方をされかねません。受け取れば返礼品を追加することになるなど、かえって手間や費用がかかる結果に。後々そのような可能性が考えられるのであれば、参列者数の限定は慎重に検討したほうがよいでしょう。

◆いざというときの助け合い精神!? もう一度考えたい、お香典の意味 >>

「家族葬がいい」に秘められた想い

家族葬は「近親者のみの小規模なお葬式」という認識が広まっていますが、ファミーユではこれまで4~5名様という少人数はもちろん、100名様規模の家族葬もお手伝いしております。つまり、家族葬の人数に厳密なルールはないのです。また、ご親族でなくても、ご家族同様のおつきあいをされている方を呼ぶケースも少なくありません。

「たくさんの人に見送ってほしい」「少人数でかまわない」など、希望するご葬儀の規模は人それぞれですが、「自分の死を本当に悲しんでくれる人に見送ってほしい」という想いは誰しも同じではないでしょうか。お葬式の規模は参列者数によるもので、費用もそれに比例します。そのため、どうしても人数や金額に目がいきがちですが、「何人呼ぶか」ではなく「誰を呼びたいか」という視点が大切です。

「自分のお葬式に誰を呼びたいか」はどう決める?

お葬式で初めて、故人様の意外な交友やエピソードを知ることは珍しくありません。身内といっても、ご家族各々の人づきあいの範囲や深さは、なかなか計り知れないものです。しかし、それをご家族間で把握していれば、誰かに万一のことがあったときも、見送ってほしい方々に危篤や訃報をスムーズにお知らせできます。

「自分の葬儀で子どもに迷惑をかけたくない」とおっしゃるのであれば、まずはご自身の交友関係を次の世代にきちんと伝えておきましょう。もしものときの連絡先リストを作成しておくと、ご家族にも共有しやすく便利です。1日で書き切る必要はありません。時間をかけて身の回りの方々のことを書き出すうちに、改めて思い出や感謝の気持ちが湧き上がり、その後のおつきあいに深みが増すこともあるでしょう。そうなったらリストを見直し、刷新します。繰り返していくうちに「誰を呼びたいか」が明確になり、ご葬儀の規模もイメージしやすくなります。

リストを残しておくことで、さらにはご自身の大切なおつきあいが家族ぐるみに発展し、生きた証として広く長く語り継がれるきっかけにもなるでしょう。リストはファミーユ特製エンディングノート「未来ノート」にも掲載しております。リストのみであればサイトにもございますので、連絡リストページ(PFD形式/102kb/無料)からダウンロード後、印刷してご利用ください。

◆終活は永遠なる人生の課題! 自分らしい終活を見つけるために>>

お香典や供花の辞退も、家族葬の特徴として知られています。お香典は故人様へのお供え料であり、ご家族様の金銭的なご負担を軽減できるという意味で、贈る側も弔意を表しやすいものです。にもかかわらず家族葬を理由に辞退されると、故人様と親しい方々は弔意を届ける機会や手立てがないことを残念に思ったり、戸惑ったりします。せっかくのご好意を頑なに拒否するのは、ご家族様としても心が痛む対応でしょう。

家族葬だからといって、ご香典などのご厚情を辞退しなければならないわけではありません。「誰を呼びたいか」を考える前に「家族葬にしたいから参列は少人数にしてお香典はもらわない」と決めるのは早計です。

家族葬についてはもちろん、一般的なお葬式や終活、供養のことなどご不明な点があれば、家族葬のファミーユのフリーダイヤルまでお気軽にご相談ください。考えがきちんとまとまっていなくても大丈夫です。心配ごとやお悩みを語るにつれ、「家族葬でいい」が「家族葬がいい」になるなど、ご自身の希望が明確になるでしょう。

家族葬_終活_事前相談_お見積り

ご利用いただいた皆さまの声

ご葬儀をお手伝いさせていただいた方から寄せられたエピソードをご紹介いたします。

日々摘花(ひびてきか)
~まいにちを、たいせつに~

「日々摘花(ひびてきか)」は、様々な分野の第一線で活躍する方々に、大切な人との別れやその後の日々について自らの体験に基づいたヒントをいただくインタビュー記事です。

「天国の娘に捧げたキルト」キャシー中島さん

「天国の娘に捧げたキルト」タレント キャシー中島さん

「愛妻が選んだ“終の住処”」小宮孝泰さん

「愛妻が選んだ“終の住処”」コント赤信号 小宮孝泰さん

「8時半の女」宇津木妙子さん

「8時半の女」女子ソフトボール元日本代表監督 宇津木妙子さん

「志村けんさんの遺言」コロッケさん

「志村けんさんの遺言」ものまねタレント コロッケさん

「胡蝶蘭のウエディングドレス」松島トモ子さん

「胡蝶蘭のウエディングドレス」女優 松島トモ子さん

「祖母の鶴の一声で“川浜一のワル”に」松村雄基さん

「祖母の鶴の一声で“川浜一のワル”に」俳優 松村雄基さん

「厳父との“サシ飲み”」魚住りえさん

「厳父との“サシ飲み”」フリーアナウンサー 魚住りえさん

「信じていなかった“易者の父の言葉”」脇屋友詞さん

「信じていなかった“易者の父の言葉”」中国料理の鉄人 脇屋友詞さん

「34歳の息子からの“最後の電話”」瀬古利彦さん

「34歳の息子からの“最後の電話”」陸上競技指導者 瀬古利彦さん

「妻・上島光がメモした“竜ちゃん語録”」上島光(広川ひかる)さん

「妻・上島光がメモした“竜ちゃん語録”」タレント 上島光(広川ひかる)さん

「父がくれた3つの言葉」歌手・エッセイスト アグネス・チャンさん

「父がくれた3つの言葉」歌手・エッセイスト アグネス・チャンさん

「母・細木数子の“最大の財産”」占術家 細木かおりさん

「母・細木数子の“最大の財産”」占術家 細木かおりさん

「最後の“おすそわけ”」タレント サヘル・ローズさん

「最後の“おすそわけ”」タレント サヘル・ローズさん

「“おやすみ”は必ず笑顔で」タレント 麻木久仁子さん

「“おやすみ”は必ず笑顔で」タレント 麻木久仁子さん

「13年ぶりの“お化粧をした母の顔”」元プロボクサー 藤岡奈穂子さん

「13年ぶりの“お化粧をした母の顔”」元プロボクサー 藤岡奈穂子さん

「母との最後の日々に続けた“発表会”」タレント 青木さやかさん

「母との最後の日々に続けた“発表会”」タレント 青木さやかさん

「湯船で聞いた“勤勉な父の苦労話”」弁護士 北村晴男さん

「湯船で聞いた“勤勉な父の苦労話”」弁護士 北村晴男さん

「父の最後に捧げた“演技”」俳優 佐野史郎さん

「父の最後に捧げた“演技”」俳優 佐野史郎さん

「55年ぶんの伏線回収」プロデューサー おちまさとさん

「55年ぶんの伏線回収」プロデューサー おちまさとさん

「確かにそこにいた娘たち」俳優 赤井英和さん

「確かにそこにいた娘たち」俳優 赤井英和さん

「『なごり雪』の季節に旅立った夫」シンガーソングライター・イルカさん

「『なごり雪』の季節に旅立った夫」シンガーソングライター・イルカさん

「亡き友の墓前で」 お笑い芸人 チャンカワイさん

「亡き友の墓前で」 お笑い芸人 チャンカワイさん

「父は人とともに生きた“昭和の男”」タレント 山田邦子さん

「父は人とともに生きた“昭和の男”」タレント 山田邦子さん

「重過ぎた父の遺言」タレント 松本明子さん

「重過ぎた父の遺言」タレント 松本明子さん

「下から2番目に生まれて」タレント・アーティスト(元大関)小錦八十吉さん

「下から2番目に生まれて」タレント・アーティスト(元大関)小錦八十吉さん

「歌を愛した両親の“旅立ち”」日野美歌さん

「歌を愛した両親の“旅立ち”」日野美歌さん

「心の中にいつもいた、海が好きな親父」宮本和知さん

「心の中にいつもいた、海が好きな親父」宮本和知さん

「カメラ越しに向き合った、認知症の母」ドキュメンタリー監督 信友直子さん

「カメラ越しに向き合った、認知症の母」ドキュメンタリー監督 信友直子さん

「紙袋いっぱいの“祖父の孤独”」落語家 柳家花緑さん

「紙袋いっぱいの“祖父の孤独”」落語家 柳家花緑さん

「“おもいで”が心にある限り」歌手小林幸子さん

「“おもいで”が心にある限り」歌手小林幸子さん

「“「戦地の兄から届いた、最初で最後の手紙」作家 志茂田景樹さん

「戦地の兄から届いた、最初で最後の手紙」作家 志茂田景樹さん

「父の死に揺れた“家族のバランス”」タレント 梅宮アンナさん

「父の死に揺れた“家族のバランス”」タレント 梅宮アンナさん

「僕の“終活”は熊との戦い」タレント 厚切りジェイソンさん

「僕の“終活”は熊との戦い」タレント 厚切りジェイソンさん

「父がくれた、何通もの手紙」友近さん

「父がくれた、何通もの手紙」友近さん

「母を看取った賛美歌」 音楽伝道者 久米小百合

「母を看取った賛美歌」 音楽伝道者 久米小百合(元・久保田早紀)さん

「2度目のメダル獲得と父の大きな手」元プロマラソンランナー 有森裕子さん

「2度目のメダル獲得と父の大きな手」元プロマラソンランナー 有森裕子さん

「『料理の神様』が手を差し伸べてくれた」 「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフ 三國清三さん

「『料理の神様』が手を差し伸べてくれた」 「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフ 三國清三さん

「唯一の心の師との、出会いと別れ」お天気キャスター 森田正光さん

「唯一の心の師との、出会いと別れ」お天気キャスター 森田正光さん

「父の死と、私の中の『死にたいさん』」タレント・エッセイスト 小島慶子さん

「父の死と、私の中の『死にたいさん』」タレント・エッセイスト 小島慶子さん

「“おもいで”が心にある限り」歌手小林幸子さん

「葬儀には、故人の人柄が表れる」  リポーター・ラジオパーソナリティー 東海林のり子さん

「『白夜行』の中には、亡き父がいる」演出家・映画監督 平川雄一朗さん

「『白夜行』の中には、亡き父がいる」演出家・映画監督 平川雄一朗さん

「その人の人生は、“心住期”に現れる」坂東眞理子さん

「その人の人生は、“心住期”に現れる」坂東眞理子さん

「亡き母を悲しませるようなことはすまいと誓った」テリー伊藤さん

「亡き母を悲しませるようなことはすまいと誓った」テリー伊藤さん

通話無料

24時間365日、お気軽に相談ください
お気軽に相談ください
0120-774-887
休日・深夜・早朝対応可
24時間いつでもお迎えにあがります
メールでのご相談はこちら
※ ご相談いただいても、当社に依頼いただく必要はございません。
※ 無理な勧誘・執拗なご連絡はいたしません。