家族葬だからこそ覚えておきたい「危篤」「臨終」の際のマナー

大切なご家族が危篤状態であることを宣言されたとき、誰しも冷静を保つのが難しいものです。しかし、そのような状況下でも周囲の方々に危篤やご臨終の事実を迅速に伝えなければなりません。
もしものとき、ご本人様が最小限の範囲でのご葬儀を希望されている場合は、この段階でどこまで知らせればよいのでしょうか? 今回は家族葬の場合の危篤やご臨終の連絡、訃報についてご紹介します。

どこまで? 危篤を知らせる範囲とは

ご家族が病院に入院している場合は病院から、自宅で終末医療を行っている場合は主治医から、危篤を告げられることがあります。その際には家族や近親者など三親等くらいまで、次に故人様と特に縁の深い友人といった順番で知らせるのが一般的です。

しかし、近年では家族葬を行うことが増えており、どこまで知らせるか、どのタイミングで知らせるかが変化してきています。故人様が意識のあるうちに会いたい人について、あらかじめ本人様から聴いている場合は、その方に連絡します。故人様のご意向があれば、それを第一に優先しましょう。

特に指定がない場合は親、子、兄弟姉妹、祖父母、孫など、ご本人様と日頃から交流がある縁の深い三親等まで考え、遠方の方から先にお知らせします。一刻をあらそうため、連絡先が複数の場合は手分けをして連絡するか、代表者にだけ連絡して他の方に伝えてもらうとよいでしょう。この段階で家族葬、と決まっている場合は、連絡した方に知らせる範囲を明確に述べておきます。

療養中の方や、出産を控えている方、産後間もない方には連絡するのを控えた方がよいケースもありますので、その旨も共有しておきましょう。

ご葬儀の前に身内で話しておきたいこと

家族葬を行うことをあらかじめ決めている場合は、危篤の知らせを受けた人がそのままご葬儀に参加するケースが多いので、連絡する数は少なくなる可能性が高いでしょう。臨終に立ち会えなかったものの、ご葬儀に参列してほしい方にも改めてお式の日程の連絡をします。
身内が集まったところで、改めて訃報を伝えたり、お式に列席してもらったりする範囲について相談しておくと良いでしょう。最小限、下記についてまとめておき、担当の葬儀社にも伝えておきます。

・参列してもらう範囲について
・ご厚志辞退(香典や供花、供物などを受け取るか受け取らないか)について
・ご葬儀後に送る訃報について

訃報の知らせに添えたい内容とは

お通夜やご葬儀、告別式に呼ばない方々に対して、ご逝去の連絡はどのようにすればよいのでしょうか。故人様と日頃交流のあった友人、知人、職場関係者、隣近所の方には、ご葬儀前に連絡しておいた方がよいでしょう。お式への参列や香典、供花・供物などのお供え、弔電などを遠慮する場合は、その旨もお伝えしておきます。失礼のないように「故人の希望により家族葬で見送るため」などひと言添えましょう。
参列するご家族も、ごく親しい間柄の方や職場の上司などに同様の内容を伝えておくことです。 また、ご葬儀が終わった後にも他の方々に訃報や挨拶状、通知状を出す必要があります。差出人と故人様との関係、故人様の名前、そして故人様がいつ何歳で亡くなったのかを順に記していくのが一般的です。
ご葬儀をご家族葬で済ませてしまったこととそれを詫びる一文、故人様の意思やご家族の意向で家族葬にした理由を添えておくと失礼にあたりません。次いで故人様と親しく付き合ってくれたことの感謝と、関係性によっては今後も変わらない付き合いをお願いする旨を記して、最後に日付と住所、差出人の名前を記します。

(続柄)(故人様の氏名)儀 去る○月○日に◯◯歳にて永眠いたしました
葬儀は 故人の生前の意思により 身内のみにて相済ませました
ご通知が遅れましたこと お赦しください
尚 御香典や御供えなどのお気遣いは 辞退させていただきます
故人が生前に賜りましたご厚誼に深く感謝し 慎んでご報告申し上げます
平成◯年◯月◯日 (差出人の住所・氏名)

家族葬は、ごく親しい身内だけで気兼ねなく、ゆっくり故人様をお見送りできるのが利点ですが、参列をご遠慮いただいた方々への配慮も必要です。「香典は?」「弔問した方がよい?」などと迷わせることのないように、生前お世話になったお礼と共にご厚志辞退の旨を明確に伝えましょう。

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日々摘花(ひびてきか)
~まいにちを、たいせつに~

「日々摘花(ひびてきか)」は、様々な分野の第一線で活躍する方々に、大切な人との別れやその後の日々について自らの体験に基づいたヒントをいただくインタビュー記事です。

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