レンジで簡単! お彼岸に10分でできる「おはぎ」「ぼたもち」
お彼岸が近づくと、スーパーやコンビニなどで「おはぎ」を目にすることがあります。
地域によっても異なりますが、そもそも春のお彼岸には「ぼたもち」、秋には「おはぎ」と呼び名が変わります。名前だけでなく、「ぼたもち」はこしあん、「おはぎ」は粒あんという違いも。
今回は、それぞれの意味合いと簡単な作り方をご紹介します。
「おはぎ」と「ぼたもち」って何が違うの?
春のお彼岸でおなじみの「ぼたもち」は、なぜ「こしあん」なのでしょうか?原料の小豆は秋が収穫時期のため、秋のお彼岸時には皮ごと使用できます。ただ、春まで持ち越すと皮が硬くなり、取り除かないと食感が損なわれるものでした。秋の彼岸には粒あん、春はこしあんという違いは、現在ほど保存技術が発達していない頃の名残といえるでしょう。
ちなみに“あん”で包む“もち”は、もち米とうるち米を混ぜて炊くものです。米の収穫時期も秋のお彼岸と重なりますから、「おはぎ」は米を粗くつぶす「半殺し」の状態で使用します。対して、春の「ぼたもち」では、「全殺し」となる“もち”の状態になるまでつぶします。本殺しと半殺しは民話や落語でも登場し、お彼岸の時期に耳にすることもあるかもしれません。
用意するのは、パックごはんと切り餅!? ワンポイントもチェック!
昔は手作りの「ぼたもち」「おはぎ」でお彼岸を迎えたという方も、忙しい現代では、なかなか叶わないのではないでしょうか。一から作るのは手間や時間がかかりますが、ここでは電子レンジで手軽にできる「ぼたもち」の作り方をご紹介します。
■準備するもの(4個分)
レンジでできるパックごはん…1パック
切り餅…1個
こしあん…1缶(200g程度)
耐熱ボウル
ラップ
ふきん もしくは キッチンペーパー「ぼたもち」の由来は「牡丹餅」と言われています。牡丹の花のように、大きく丸く仕上げましょう。また、「こしあん」を「粒あん」に替えて、萩の花のように小ぶりで俵型にすると、基本の「おはぎ」になります。
ちょこっと作りにも♪ レンジでチャチャッと丸めて完成!
準備するものが揃ったら、「ぼたもち」作りにとりかかりましょう。
■作り方
(1)切り餅は細かくサイの目に切ります。
(2)パックのごはんと(1)を耐熱ボウルに入れ、よく混ぜます。
(3)ラップをした(2)を電子レンジ(500W)で3分強加熱します。
※かたくなった場合は適量の水で数秒レンジにかけるなど、様子を見ながら調節してください。
(4)(3)をよく混ぜ、4等分にして丸めます。
(5)ラップの上に湿らせた、ふきん もしくは キッチンペーパーをのせ、こしあんの1/4を平らに広げます。
(6)(5)の上に(4)をのせ、(5)で(4)を包むように丸めます。残りの3個も同じ要領で。形づくる作業は、お子さんと一緒でも楽しいですね。ご家族みんなで作った一品をお供えするのは、良いご供養になることでしょう。
※レシピの一部はサトウ食品・クッキング&レシピを参照お彼岸に限らず、ちょっとしたおやつにも重宝します。きな粉をまぶしたり、すりごまを加えたりなどしてアレンジしてみてくださいね。
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日々摘花(ひびてきか)
~まいにちを、たいせつに~
「日々摘花(ひびてきか)」は、様々な分野の第一線で活躍する方々に、大切な人との別れやその後の日々について自らの体験に基づいたヒントをいただくインタビュー記事です。