伝え方が9割!? ご葬儀の準備に必要なモノ・コトとは

「家族に迷惑をかけたくない」という理由から、ご自身のお葬式の相談にいらっしゃる方が増えています。しかしながら、そのような想いで用意した遺言書やエンディングノートなどの存在も、ご家族が知るのはずっと後で、いざというときのタイミングではなかったりします。
今回は、ご本人様にとっても、ご家族にとっても、悔いのないご葬儀のための事前準備についてお話します。

ご家族の立場になって考えたい、事前準備の大切さ

もし今、大切なご家族がお亡くなりになったら、まず何をするべきでしょうか? ご葬儀に限って言うならば、葬儀社を決め、お体の搬送・安置を依頼したら、お亡くなりになった事実を周囲に連絡しなくてはなりません。たとえ無事安置を終えても悲しむ暇などなく、今度はお通夜や告別式などの流れについて葬儀社の担当者と打ち合わせをする必要があります。ご葬儀後も納骨や供養、相続などやらなくてはならないことが山積みです。これを逆の立場から、つまり、あなたがお亡くなりになったあとのご家族側に立って考えてみるといかがでしょうか。改めて「家族に迷惑をかけたくない」と思うでしょう。
しかし、あなたが事前に信頼できる葬儀社を選び、搬送元や安置先、お通夜・告別式などについて相談したことをご家族に伝えていれば、ご家族はいざというとき葬儀社に連絡するだけです。さらにお通夜やご葬儀に呼んでほしい人の連絡者リストも用意していたとしたら、ご家族も誰を呼べばよいか、とまどうことはないでしょう。どんなお葬式を望むか大枠が決まっていたなら、葬儀社との打ち合わせもいくぶんか短縮でき、故人様をゆっくり見送る時間や心の余裕ができます。

本人がするなら、不謹慎にならないご葬儀の準備

葬儀社選び、搬送・安置場所の指定、連絡リスト、希望するご葬儀の内容─どれも事前に準備できることです。ご自身で前もって用意できることを箇条書きにしますので、ザッと見ながらこれならすぐできそう、誰かに協力してもらおうなど、見当をつけてみると取り掛かりやすいでしょう。

□葬儀社の選択
信頼できる葬儀社を見極めるのには時間と手間がかかるものです。最終的には人が施行するため、対面相談が効率的です。ご自身が何度か会ったうえで決断した葬儀社や担当者ならご家族も安心して任せられるでしょう。

□菩提寺の確認
普段、菩提寺に縁のないご家族には、宗派の確認すら難しいことです。菩提寺の連絡先、戒名やお墓の用意があればエンディングノートなどに書き留めておきましょう。菩提寺がなく、お寺を紹介してもらう場合は宗派を、無宗教葬を希望する場合はその旨を記載しておきます。

□遺影写真の指定
お亡くなりになって、まず必要とされるのが遺影用のお写真と印鑑です。特にお写真に関しては、慌しいなかコレという1枚を選ぶのは大変な作業です。ご葬儀後もご自宅に飾られるため、お気に入りの1枚を準備しておくのがご家族のためにもなります。

□万一の場合の連絡先リスト
ご家族とはいえ、故人様の交友関係をすべて網羅していないものです。危篤・臨終の際に知らせたい人、お通夜や告別式に出席してほしい人などシーンに分けて記録しておくとご家族にとってもわかりやすく、手分けして連絡しやすいでしょう。

□ご葬儀の内容
ご希望のプランで見積りをとっておくとご家族が一から考える手間が省け、内容をじっくり検討できます。ご葬儀の流れも理解しやすいでしょう。密葬や家族葬を希望する場合はそれを明記することで、ご家族としても「故人たっての希望で」と対外的に言い易いものです。

□お墓・戒名の指定
生前に戒名やお墓の準備があれば、エンディングノートなどに明記します。供養に関して、子どもへの負担が気になる場合は、永代供養墓や散骨も視野に入れて希望を伝えておきましょう。パンフレットなどをはさんでおくのも良策です。

□遺言書の準備
「財産などない」「仲のよい家族だから大丈夫」といっても、不動産だけだったり、負の遺産もあったりするとトラブルの元になります。相続財産の総ざらいをし、法的効力のある遺言を残しておくことをおすすめします。財産の整理をすると精神的にも余裕が出て、残りの人生が豊かに感じられるでしょう。

家族葬のファミーユの事前相談が何回でも無料の理由

前述の一覧からもわかるように、ご葬儀関連でやっておくべきことはたくさんあります。これらを一度に準備するとなると大変な作業ですが、一つひとつ処理する時間を設ければ、それほど困難ではないはずです。
少し話が変わりますが、初めての場所に旅行するとき、その土地や行き方などについて、いろいろ調べると思います。旅行会社の対応のよさも考慮するかもしれません。ある点は妥協し、ある点にはこだわり、調べながら自分の希望とすり合わせて決めていくでしょう。思い入れのある旅行であればあるほど、事前の準備に時間と手間をかけるはずです。
旅行とご葬儀を一緒に考えるのは乱暴かもしれませんが、ご葬儀も、きちんと準備しておけば、いざというときスムーズに事が進みます。ご家族の負担が減るのです。しかし、旅行と違うのは、ご葬儀は一度限りという点です。やり直しがききません。その分、入念な準備が必要といえます。
ただ、人のご葬儀のことを前もって考えるのは不謹慎という世の中です。たとえご家族であっても、ご家族だからこそ、大切な方、たとえば親や兄弟のご葬儀の準備には立ち入ることができないのです。「家族に迷惑をかけたくない」という考えは、そういうご家族への思いやりであり、行動してこそ伝わるものです。
その想いが最大限に伝わるよう、いつでも思い立ったときに行動できるよう、家族葬のファミーユでは、どんなに早い段階からでも、何回でも、無料で相談できる窓口を設けました。ご葬儀用語や地域性など一般的なご葬儀に関する疑問にも、熟練したスタッフが懇切丁寧にお答えいたします。電話であれば、家族葬のファミーユのフリーダイヤルで24時間365日受付可能ですし、対面相談ならお一人おひとりの状況に合わせたご提案がスムーズにできます。お時間があれば、ホールの見学と併せてご利用ください。

終活という言葉が定着した昨今では、ご自身の終末期を考え、それとなく準備をされている方は案外多いように思われます。ただ、それをご家族に伝えているかいないかが、ご家族に迷惑をかける・かけないに直結しているようです。とはいえ、ご本人様の立場からすると「迷惑をかけたくないから」という気持ちをあまり悟られたくないものです。ファミーユでは、そういった各々の状況を慮り、準備の仕方だけでなく伝え方もご紹介しております。家族葬のファミーユのフリーダイヤルまでお気軽にご相談ください。メールでのお問い合わせフォームなど、各種無料で窓口を開放しておりますので、ご都合のよい方法でお気軽にご相談ください。

ご利用いただいた皆さまの声

ご葬儀をお手伝いさせていただいた方から寄せられたエピソードをご紹介いたします。

日々摘花(ひびてきか)
~まいにちを、たいせつに~

「日々摘花(ひびてきか)」は、様々な分野の第一線で活躍する方々に、大切な人との別れやその後の日々について自らの体験に基づいたヒントをいただくインタビュー記事です。

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「父がくれた3つの言葉」歌手・エッセイスト アグネス・チャンさん

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「母・細木数子の“最大の財産”」占術家 細木かおりさん

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「“おやすみ”は必ず笑顔で」タレント 麻木久仁子さん

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「13年ぶりの“お化粧をした母の顔”」元プロボクサー 藤岡奈穂子さん

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「亡き友の墓前で」 お笑い芸人 チャンカワイさん

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「父は人とともに生きた“昭和の男”」タレント 山田邦子さん

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「重過ぎた父の遺言」タレント 松本明子さん

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「カメラ越しに向き合った、認知症の母」ドキュメンタリー監督 信友直子さん

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「“「戦地の兄から届いた、最初で最後の手紙」作家 志茂田景樹さん

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「『白夜行』の中には、亡き父がいる」演出家・映画監督 平川雄一朗さん

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