3分でわかる! 未経験者のための株式相続の流れ

相続のなかでも、株式は複雑で専門知識が必要とされています。運用をしたことがない人にとっては特にハードルが高く、手続きを後回しにして収集がつかなくなることも少なくありません。
ここでは遺産の中に株式が見つかったときや、以前から被相続人が株式を所有していたことを知っているときに役立つ、相続の流れについてご紹介していきます。

※2017年3月22日公開

株主であるご家族の突然の死…最初にすることは?

株式会社の株主がお亡くなりになった時は、その株式も当然遺産に含まれます。相続の対象ともなりますが、株式を売買したり、株主優待や配当を受けたりするにはまず、名義変更の手続きが必要です。それには故人様が持っていた口座の金融機関に問い合わせて財産の移管手続きをします。相続する人が同じ金融機関に口座を持っていない場合は、新規に口座を開設しなければなりません。
株式は預貯金のように単純に分割できるという性質のものではなく、相続人が複数いる場合には遺産分割協議を行って相続する人を決める必要があり、それまでは準共有状態として扱われます。仮に、分割できるだけの株式が遺産に含まれていたとしても、単純に相続人の持分割合に応じて株主になれるというわけではないのです。

株式を相続する場合、手続きの流れはどうなる?

株主が亡くなった時には、まずその評価額を調べる必要があります。上場株式の場合には、(1)課税時期の終値、(2)(1)に属する月の毎日の終値の平均額、(3)(1)の月の前月の毎日の終値の平均額、(4)(1)の月の前々月の毎日の終値の平均額のうち、もっとも低い値が評価額となります。故人様の口座がある証券会社や信託銀行等から届く取引残高報告書で確認してみましょう。見つからない場合は、金融機関に請求することもできます。
非上場の会社ですと、株券発行会社に直接問い合わせることになります。上場株式の場合は金額の把握が容易ですが、非上場株式は計算が複雑になるため、税理士などの専門家に依頼するケースがほとんどです。
その後、誰が株式を相続するかを遺産分割協議で取り決めます。話し合いがまとまったら遺産分割協議書を作成し、株券発行会社に名義書換の届出をします。相続人が同じ金融機関に口座を有していない場合は、開設する必要があります。

株券が見つからない!? 移管のために必要な書類とは

前述の通り、株式は遺産分割協議をして名義書換を行わなければ取引することができません。その際、株券が発行されている場合には株券、所定の書式の株式名義書換請求書、新株主予定者の株主票、遺産分割協議書又は同意書、相続人全員の印鑑証明書及び戸籍謄本、被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本、相続関係説明図などを提出する必要があります。必要書類は会社によって異なりますので、事前に確認しましょう。
ときには株券が見当たらないケースがあります。もともと株券不発行の株式である場合は、証券会社等に問い合わせれば事足りますが、紛失していた場合は別途手続きが必要です。この時は、株券発行会社に対して株券喪失登録簿への登録を依頼すると、登録から1年後に名義書換ができるようになります。

このように、株式の相続は他の遺産よりも複雑で、ある程度相続や株式について専門的な知識が必要になります。株式の種類や数が多いときには特に、早めに税理士に相談しておくことをおすすめします。また、遺産分割協議で話がまとまらない場合には、個人間ではいつまでたっても話が進まないことがほとんどです。弁護士に依頼して速やかに遺産の分配が行われるようにしておいた方が、株式の名義変更の手続きもスムーズに進められます。
もしもの場合に備えて、保有している株式についても生前からご家族間で確認しておくほうがよいでしょう。相続などご葬儀後の手続きも、家族葬のファミーユのフリーダイヤルまでお気軽にご相談ください。

ご利用いただいた皆さまの声

ご葬儀をお手伝いさせていただいた方から寄せられたエピソードをご紹介いたします。

日々摘花(ひびてきか)
~まいにちを、たいせつに~

「日々摘花(ひびてきか)」は、様々な分野の第一線で活躍する方々に、大切な人との別れやその後の日々について自らの体験に基づいたヒントをいただくインタビュー記事です。

「父は許してくれるだろうか」俳優・八名信夫さん

「父は許してくれるだろうか」俳優・八名信夫さん

「八代目正蔵師匠の、最後の一席」林家木久扇さん

「八代目正蔵師匠の、最後の一席」落語家・林家木久扇さん

「天国の娘に捧げたキルト」キャシー中島さん

「天国の娘に捧げたキルト」タレント キャシー中島さん

「愛妻が選んだ“終の住処”」小宮孝泰さん

「愛妻が選んだ“終の住処”」コント赤信号 小宮孝泰さん

「8時半の女」宇津木妙子さん

「8時半の女」女子ソフトボール元日本代表監督 宇津木妙子さん

「志村けんさんの遺言」コロッケさん

「志村けんさんの遺言」ものまねタレント コロッケさん

「胡蝶蘭のウエディングドレス」松島トモ子さん

「胡蝶蘭のウエディングドレス」女優 松島トモ子さん

「祖母の鶴の一声で“川浜一のワル”に」松村雄基さん

「祖母の鶴の一声で“川浜一のワル”に」俳優 松村雄基さん

「厳父との“サシ飲み”」魚住りえさん

「厳父との“サシ飲み”」フリーアナウンサー 魚住りえさん

「信じていなかった“易者の父の言葉”」脇屋友詞さん

「信じていなかった“易者の父の言葉”」中国料理の鉄人 脇屋友詞さん

「34歳の息子からの“最後の電話”」瀬古利彦さん

「34歳の息子からの“最後の電話”」陸上競技指導者 瀬古利彦さん

「妻・上島光がメモした“竜ちゃん語録”」上島光(広川ひかる)さん

「妻・上島光がメモした“竜ちゃん語録”」タレント 上島光(広川ひかる)さん

「父がくれた3つの言葉」歌手・エッセイスト アグネス・チャンさん

「父がくれた3つの言葉」歌手・エッセイスト アグネス・チャンさん

「母・細木数子の“最大の財産”」占術家 細木かおりさん

「母・細木数子の“最大の財産”」占術家 細木かおりさん

「最後の“おすそわけ”」タレント サヘル・ローズさん

「最後の“おすそわけ”」タレント サヘル・ローズさん

「“おやすみ”は必ず笑顔で」タレント 麻木久仁子さん

「“おやすみ”は必ず笑顔で」タレント 麻木久仁子さん

「13年ぶりの“お化粧をした母の顔”」元プロボクサー 藤岡奈穂子さん

「13年ぶりの“お化粧をした母の顔”」元プロボクサー 藤岡奈穂子さん

「母との最後の日々に続けた“発表会”」タレント 青木さやかさん

「母との最後の日々に続けた“発表会”」タレント 青木さやかさん

「湯船で聞いた“勤勉な父の苦労話”」弁護士 北村晴男さん

「湯船で聞いた“勤勉な父の苦労話”」弁護士 北村晴男さん

「父の最後に捧げた“演技”」俳優 佐野史郎さん

「父の最後に捧げた“演技”」俳優 佐野史郎さん

「55年ぶんの伏線回収」プロデューサー おちまさとさん

「55年ぶんの伏線回収」プロデューサー おちまさとさん

「確かにそこにいた娘たち」俳優 赤井英和さん

「確かにそこにいた娘たち」俳優 赤井英和さん

「『なごり雪』の季節に旅立った夫」シンガーソングライター・イルカさん

「『なごり雪』の季節に旅立った夫」シンガーソングライター・イルカさん

「亡き友の墓前で」 お笑い芸人 チャンカワイさん

「亡き友の墓前で」 お笑い芸人 チャンカワイさん

「父は人とともに生きた“昭和の男”」タレント 山田邦子さん

「父は人とともに生きた“昭和の男”」タレント 山田邦子さん

「重過ぎた父の遺言」タレント 松本明子さん

「重過ぎた父の遺言」タレント 松本明子さん

「下から2番目に生まれて」タレント・アーティスト(元大関)小錦八十吉さん

「下から2番目に生まれて」タレント・アーティスト(元大関)小錦八十吉さん

「歌を愛した両親の“旅立ち”」日野美歌さん

「歌を愛した両親の“旅立ち”」日野美歌さん

「心の中にいつもいた、海が好きな親父」宮本和知さん

「心の中にいつもいた、海が好きな親父」宮本和知さん

「カメラ越しに向き合った、認知症の母」ドキュメンタリー監督 信友直子さん

「カメラ越しに向き合った、認知症の母」ドキュメンタリー監督 信友直子さん

「紙袋いっぱいの“祖父の孤独”」落語家 柳家花緑さん

「紙袋いっぱいの“祖父の孤独”」落語家 柳家花緑さん

「“おもいで”が心にある限り」歌手小林幸子さん

「“おもいで”が心にある限り」歌手小林幸子さん

「“「戦地の兄から届いた、最初で最後の手紙」作家 志茂田景樹さん

「戦地の兄から届いた、最初で最後の手紙」作家 志茂田景樹さん

「父の死に揺れた“家族のバランス”」タレント 梅宮アンナさん

「父の死に揺れた“家族のバランス”」タレント 梅宮アンナさん

「僕の“終活”は熊との戦い」タレント 厚切りジェイソンさん

「僕の“終活”は熊との戦い」タレント 厚切りジェイソンさん

「父がくれた、何通もの手紙」友近さん

「父がくれた、何通もの手紙」友近さん

「母を看取った賛美歌」 音楽伝道者 久米小百合

「母を看取った賛美歌」 音楽伝道者 久米小百合(元・久保田早紀)さん

「2度目のメダル獲得と父の大きな手」元プロマラソンランナー 有森裕子さん

「2度目のメダル獲得と父の大きな手」元プロマラソンランナー 有森裕子さん

「『料理の神様』が手を差し伸べてくれた」 「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフ 三國清三さん

「『料理の神様』が手を差し伸べてくれた」 「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフ 三國清三さん

「唯一の心の師との、出会いと別れ」お天気キャスター 森田正光さん

「唯一の心の師との、出会いと別れ」お天気キャスター 森田正光さん

「父の死と、私の中の『死にたいさん』」タレント・エッセイスト 小島慶子さん

「父の死と、私の中の『死にたいさん』」タレント・エッセイスト 小島慶子さん

「“おもいで”が心にある限り」歌手小林幸子さん

「葬儀には、故人の人柄が表れる」  リポーター・ラジオパーソナリティー 東海林のり子さん

「『白夜行』の中には、亡き父がいる」演出家・映画監督 平川雄一朗さん

「『白夜行』の中には、亡き父がいる」演出家・映画監督 平川雄一朗さん

「その人の人生は、“心住期”に現れる」坂東眞理子さん

「その人の人生は、“心住期”に現れる」坂東眞理子さん

「亡き母を悲しませるようなことはすまいと誓った」テリー伊藤さん

「亡き母を悲しませるようなことはすまいと誓った」テリー伊藤さん

通話無料

24時間365日、お気軽に相談ください
お気軽に相談ください
0120-774-887
休日・深夜・早朝対応可
24時間いつでもお迎えにあがります
メールでのご相談はこちら
※ ご相談いただいても、当社に依頼いただく必要はございません。
※ 無理な勧誘・執拗なご連絡はいたしません。