お墓参りで供える花の種類や金額について教えてください。
お墓参りのお供えによく選ばれる花は、菊やリンドウ、グラジオラスなどです。
生花店やスーパーでもお供え用の花束を購入できますが、故人様の好きなお花で花束を作ってもらうのもおすすめです。
お花の金額は一束800~1,000円程が一般的です。その場合、対にして飾るので、お墓一体につき2,000円程の予算が必要になります。
オーダーする場合は、大体の予算を決めてから生花店に相談しましょう。
菊は「邪気を払う」という意味を持ち、日持ちするので好まれています。迷ったら菊を選ぶと間違いありません。なかでも、茎1本に花が一つ咲く「輪菊」タイプは仏花のイメージがありますが、複数の花が咲くスプレーマムや、コロンと丸い形のピンポン菊は洋風のアレンジも可能です。
凛とした青紫が美しいリンドウは、7~10月によく出回るため、お墓参りの時期に最適です。落ち着いた色合いはパステルカラーの明るいお花と合います。
グラジオラスは通年手に入りやすくカラーも豊富です。
リンドウもグラジオラスも水揚げがよく長持ちします。
存在感のあるユリも人気の品種です。主役としてアレンジするとお墓回りも一気に華やぐでしょう。
主役を引き立たせるのに適しているのがスターチスです。色あせることなく、夏にも重宝します。花言葉も「途絶えない記憶」と、お供えにふさわしいお花です。
バラやアザミ、スズランなど「匂いのきつい」「棘がある」「毒のある」花は避けるべきだと言われています。
もし、バラが好きな故人様にお供えしたいという場合は、棘を除くなどの処理をしておくとよいでしょう。
また、お花が少しでも長持ちするように、花立をキレイに整えてから飾ることをおすすめします。
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日々摘花(ひびてきか)
~まいにちを、たいせつに~
「日々摘花(ひびてきか)」は、様々な分野の第一線で活躍する方々に、大切な人との別れやその後の日々について自らの体験に基づいたヒントをいただくインタビュー記事です。