経帷子(きょうかたびら)とはどのようなものですか?
故人様があの世へ旅立たれる際、身にまとう衣類(死装束)を「経帷子」といいます。
帷子は単(ひとえ)で仕立てられた裏地のない着物のことです。その帷子に故人様の極楽浄土を願う意味を込めて経文が書かれることがあり、経帷子と呼ばれるようになりました。「玉止めをしない」「返し縫いをしない」など仕立ても特徴的です。ただし、最近では愛用していた洋服や着物を死装束として着用する場合が多くなってきました。
日々摘花(ひびてきか)
~まいにちを、たいせつに~
「日々摘花(ひびてきか)」は、様々な分野の第一線で活躍する方々に、大切な人との別れやその後の日々について自らの体験に基づいたヒントをいただくインタビュー記事です。