長持ちする喪服の保管方法とは?

喪服は使用したらクリーニングに出すのが理想的ですが、喪主様・喪家様のように、お通夜・告別式・四十九日と立て続けに身につける場合もあります。
汗や皮脂が付着しやすい季節は、告別式が終わったらクリーニングに出して、四十九日に間に合うように用意しましょう。連日着用する場合でも、こまめにブラッシングしてほこりなどを落とし、陰干ししておくのがおすすめです。

喪服・礼服は、頻繁に着用するものではなく、しかも安価ではないので、できるだけ長く着られるようにしたいものです。

クリーニングに出す場合、ドライクリーニング指定はもちろんですが、礼服コースといった専用工程を利用できるお店もあります。
喪服はウール素材が多く、虫食いの可能性が高まります。専用となると割り増しになりますが、こういった虫除けや汗・皮脂の処理をしっかりしてくれるので安心でしょう。
また、保管用のカバーをつけてくれるお店もあり、そのまま保存できて便利です。

クリーニングから戻ってきたら、通常のビニールカバーの場合は取り除き、陰干しで湿気を取り除いてから専用の保存カバーか不織布カバー、または虫除けカバーなどに代えて吊るして保管します。また、湿気がこもりやすい場所に保管する際には除湿剤を設置するとよいでしょう。

また、長期保管で防臭剤や防虫剤のにおいがつくのが気になるという声もあります。その場合は脱臭スプレーをかけてもよいですし、あて布をしたうえでスチームアイロンをかけてもよいでしょう。最近は、シワをのばすだけでなく、消臭機能を兼ねる衣類スチーマーも人気です。
香水をつけて対処される方もいらっしゃるようですが、弔いの場では香水は避けましょう。

バッグなどの小物も、いざという時すぐ取り出せるように保管しておきましょう。バッグは型崩れや湿気のないように、喪服と同様の取扱いを。数珠・念珠やふくさも汚れを取り除き、購入時の箱などに入れて大切に保管します。

突然の弔事で喪服のご用意がない場合はレンタルという選択もあります。お困りの場合は家族葬のファミーユスタッフにお気軽にお問い合わせください。

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「日々摘花(ひびてきか)」は、様々な分野の第一線で活躍する方々に、大切な人との別れやその後の日々について自らの体験に基づいたヒントをいただくインタビュー記事です。

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