喪主であるお嬢様が思う、故人様(お父様)のお人柄は優しく、決して声を荒げて怒ることはなかったとのこと。何をするにも、最後までとことんやり抜く人で、大好きな山にも並々ならぬ情熱を注いでいたご様子。そのお話しぶりから、お父様を心の底から尊敬しているのが十分、伝わってきました。
お話を伺ってすぐ、ファミーユのスタッフである私は川原に足を運び、故人様とご家族様を想いながら石を拾い集めました。「ケルン」をつくろうと思いついたからです。「ケルン」とは、先の登山者が後続者への道標としてつくる積み石のこと。それを模して、祭壇にお供えしたのでした。
四季折々の風景をイメージした生花祭壇、その中央に積み上げた「ケルン」。お父様の山登りのお仲間には旅のご無事を、ご家族様には故人様の生き様を。この機会に偲んでいただけたらという想いを伝えると、皆さん改めて「ケルン」に目を向け、何かを感じ取られているようでした。
「仕事でも趣味でも、突き詰めることの大切さを教えてくれてありがとう。これからは自由になった身体で、お母さんと二人 また大好きな山登りをしてくださいね」
お嬢様の言葉は、空高くこだまするように聞こえました。
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- 無宗教
ファミーユのご葬儀プラン
大切な人とのお別れの時間を、
かけがえのないものに